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- 林世榮派洪拳・黃淳樑系詠春拳
香港で伝承されている
林世榮派洪拳・黃淳樑系詠春拳
本學院で學べる2種類のカンフーを簡単に紹介します。

映画「葉問2」、邦題「イップ・マン」より
洪拳は洪家拳とも呼ばれ、福建省の南少林寺由来の拳法で少林至善禅師が創案したと伝わっています。「少林寺三十六房」等の映画でも有名です。ジャッキー・チェンも映画「酔拳」で洪拳の伝承者・黄飛鴻を演じました。洪拳は当初、一子相伝の形態で伝承されていましたが、時代とともに公開され、師に就けば習えるようになってきました。林世榮師傅は黄飛鴻師傅の高弟で、黄飛鴻師傅から学んだ拳技をさらに発展させ「工字伏虎拳」「虎鶴雙形拳」を編み出し、香港で一代宗師の称号を得ております。香港では林世榮派洪拳が主流で、香港から世界中で普及・発展しています。欧米でのカンフーのイメージは洪拳であることが多く、香港カンフー映画で出て来る龍・虎・鶴・豹・蛇等の形象拳(five animal kung-fu)は洪拳由来の技法である事が知られています。
詠春拳は伝説では厳詠春と言う女性が創始と言われており、南少林寺由来の拳法です。厳詠春は少林五枚尼姑から授かった南少林寺由来の拳法に鶴と蛇の動作を取り入れて詠春拳を創案しました。そして詠春拳の歴代の伝承者の中でもブルース・リーの師として有名なのが香港で一代宗師の称号を得た、葉問(イップ・マン)師傅です。黃淳樑師傅は葉問師傅の高弟に当たり、映画「イップ・マン」でも黃樑という名前で登場しています。黃淳樑系詠春拳はイップ・マン派詠春拳の中でも、原理原則を尊び、実戦性が高いのが特徴です。
洪拳と詠春拳に関する動画を集めてみました。どうぞ参考にして下さいませ。